3月11~14日まで東京ビッグサイトにて行われたFOODEX JAPANは、日本全国や各国からの食品企業が集まる食品バイヤー向けの展示会でした。韓国からも約70社のブースが出展し、食品や菓子、アルコールなど様々な品目が並んでおり、出店した企業はバイヤーの反応に注目していました。
※日本には未輸入のものが多く、お店に並ぶかは取引先が見つかるかどうかが重要となります。韓国食品を輸入されたいバイヤーの方、また韓国にお住まいの方は、実際に百貨店・スーパー・インターネットでご購入ください。
海や山の特色ある食品会社が並んだ慶尚南道ブース
大手の商品が数多くあるなかで、韓国の地方自治体を通して地域の中小企業もブースを出展。なかでも慶尚南道(キョンサンナムド)は今回最も多い全6社が出展し、そのなかでも目新しい商品があったことから、バイヤーの方向けにご紹介いたします。(※この取材にあたっては、ブース出展した慶尚南道の許可を頂いております)。
慶尚南道とは、韓国の南部に位置する道で、海外からは金浦国際空港がある釜山広域市がその玄関口となります。入り組んだ海岸線ではカキやアナゴなどの水産物、山間部では薬草や山参がとれることもこの地域の特色だといえます。
ウジン物産
ウジン物産は慶尚南道の南海岸の統営(トンヨン)市にあり、50年以上の伝統を誇る会社で、日本への輸出を長年行っている企業です。南海岸は良質な漁場であり、統営といえば牡蠣が韓国で全国的に有名な地域です。
ショーケースには、冷凍されたアナゴやカキや赤貝が並んでいました。「K・FISH」というブランドを取得した商品もあり、韓国水協主催の展示商談会にもよく出店しています。
SANGRIM (陜川生薬加工営農組合法人)
こちらは陜川(ハプチョン)郡にある茶・薬材を専門に生産する会社です。慶尚北道のなかでも内陸に位置しており、このあたりには名刹・海印寺(ヘインサ)もあります。
ホームページを見ると、お茶の原料がずらりと並んでおり、アカシア茶、モクレン茶、桜茶、ヨモギ茶、ツツジ茶・・・となんと66種類の写真が表示されていました。
アメリカ・シンガポール・インドネシアにも輸出しているとのことで、ここにあるだけでもミント茶、菊花茶、柚子茶などが並んでいました。
オシャレな感じの箱に入っていて、ひと息つきたいときに取り出して、ちょっとしたティータイムを楽しむにも良さそうです。個人的にも気になりました。
農業会社法人 株式会社 ハヌルタリ
農業会社法人ハヌルタリは、山清郡にある会社です。山清は韓方・薬草に力を入れていて、毎年「山清韓方薬草祭」が開かれています。
こちらの会社は「生姜原液」と「レモン生姜茶」が並べられていました。ボトル1本400ml程度だと韓国の通販サイトでは15,000ウォン程度で販売されていました。これにお湯を注いで薄めれば生姜茶ですし、炭酸を注いでも美味しくいただけるとのことです。
ボトルではなく必要な時に封をきって飲む1杯分のタイプもあり、容量の4・5倍に濃縮して飲むとよいでしょう。若い世代にも人気があるそうです。
生姜原液ですので、くいっと味わって飲むだけでも濃厚なジンジャー感があります。こちらも個人的にはお勧めしたいなと思います。
ASIAFOOD.CO
こちらの会社は、釜山のお隣、金海市にある会社です。ホームページを見ると、釜山市水協とも関連があることを掲げています。
韓国の海苔は食品のなかでも人気商品ですが、油で揚げるのではなく、焼いてサクサク感を出したという海苔スナックを使っています。魚はタイの一種を使っているそうです。ワサビ、プルタック(辛鶏)、チーズ味の三種が並んでいました。海苔に挟まれ、身はやはりサクサク感があり、あっさりとした触感です。
海苔のほかにも、昆布アメのようなものもありました。海苔・昆布は日本でも安定的に売れそうな商品であり、ホームページにはHACCP認証なども掲げられており、その点も安心です。
JME(JMF FOOD)
慶尚南道の道庁所在地である、昌原(チャンウォン)にあるJMFOODです。100%国産原料を使用し、キムチの製造・販売を専門とする会社です。
キム・ギョンヒ代表が「韓食大家」の称号を掲げ、キムチ名人としても認証されています。ジンミネキムチの「ジンミネ」は漢字を当てるとすれば、おそらく「眞味家」かと思います。2024年のキムチ品評会でも受賞をしているということで韓国内での評価も良さそうです。
日本には多数のキムチがありますが、企業ブランドとは言えども、代表者が自らの顔で販売していこうという意気込みが感じられました。こうしたキムチにも注目してみてはいかがでしょうか。
DFC(Dong-Oh Food Co., Ltd.)
こちらも道庁所在地・昌原市にある鎮海(チネ)に会社があります。海に面している軍港で、桜の名所としても有名な場所です。この会社は海藻サラダとして、茎ワカメを使った商品を並べていました。
色とりどりの3種類の海藻サラダですが、スタンダードなものと生姜スライスと生姜粉を使った赤色のもの、そしてレモン海藻サラダは黄色です。
みずみずしい海藻の触感や歯ざわりがよく、ミネラルを含んだ海藻が手軽に、カジュアルに摂取できる点にも注目したいところです。
これらの商品の輸入、会社にご関心があるバイヤーの方は、お役に立てることがあると思いますので、フォームよりご連絡ください。メーカー様に直接問い合わせて頂いても構いません。ぜひこのサイトで見たことをお伝えください。